

家庭学習を少し整えようと思った時、意外と迷いやすいのがここです。
先取りをしたほうがいいのか、それとも復習をしっかりやるべきなのか。
どちらも大事そうに見えるので、結局どっちを優先すればいいのか分からなくなるんですよね。
先に結論です
ここで大事なのは、先取りがえらいとか、復習が無難とか、そういう見方をしすぎないことです。
実際には、今の子どもの状態によって、優先したい方向はかなり変わります。
家庭学習は、足りないところを埋めるために使うほうがうまくいきやすいです。
先取りと復習で迷った時は、まずこの3つで見てください。
| 見るところ | 先取り学習が合いやすい | 復習学習が合いやすい |
|---|---|---|
| 学校の授業についていけているか | だいたい理解できている | 分からないまま進むことがある |
| テストや宿題の様子 | 基礎はある程度安定している | ミスや抜けが目立つ |
| 学習時の反応 | 簡単すぎると気持ちが切れやすい | 少し前の内容でも不安が残る |
| 家庭学習の目的 | 余裕を作りたい、理解を深めたい | 取りこぼしを減らしたい、土台を整えたい |
| つまずき方 | 退屈さから集中が切れることがある | 分からない所で手が止まる |
いちばん大事な見方
先取りか復習かは、学年ではなく、今の家庭学習で何が足りていないかで決めるほうが自然です。
まず優先したいのが復習になるのは、今の内容にあやふやさが残っている時です。
たとえば、学校の授業は受けているけれど、家で宿題をすると少し手が止まる。テストではケアレスミスというより、そもそも理解がぼんやりしている。前の単元が残っていて、今の内容にも影響している。こういう時は、先に進むより、土台を整えたほうが結果的に早いです。
復習を優先したいサイン
復習学習の良さは、分からないまま積み上がるのを止めやすいことです。
算数も国語も、前の内容が土台になることが多いので、そこが抜けたまま先に行くと、あとで急に苦しくなることがあります。
だから、今ちょっと苦しそうなら、無理に先取りしないほうがいい場面はかなりあります。
それに、復習は気持ちの立て直しにもつながります。
「分かる」「できる」が増えると、子どもは思った以上に落ち着きます。家庭学習がしんどくなっている時ほど、いきなり新しいことを増やすより、分かる範囲で自信を戻すほうが回りやすいです。
よくある勘違い
復習ばかりだと遅れる気がして不安になることがあります。でも、理解があやふやなまま先取りをしても、結局あとで戻ることになりやすいです。今必要なのが土台なら、復習は遠回りではありません。
先取り学習が合いやすいのは、今の学校内容にある程度余裕がある時です。
授業はだいたい分かる。宿題も大きく困らない。テストも基礎は取れている。そういう状態なら、先取りが刺激になって学習が進みやすいことがあります。
先取りを優先したいサイン
先取り学習の良さは、学校の授業を「初見」にしすぎないことです。
少しでも触れておくと、授業で「あ、これ見たことある」が増えます。すると理解に余裕ができて、学校の時間を確認や整理の時間として使いやすくなります。
もう一つは、学習意欲との相性です。
子どもによっては、同じ内容を何度もやるより、新しい内容のほうが気持ちが乗ることがあります。そういうタイプにずっと復習ばかりさせると、かえってやる気が落ちてしまうこともあります。
ただし、先取りにも注意点はあります。
分かった気になって終わることがあるんですね。家ではできたのに、学校で習い方が少し違って混乱することもあります。だから先取りをする時も、どんどん先へ行くこと自体を目的にしないほうがうまくいきます。
先取りか復習か、きれいにどちらか一つに決めなくても大丈夫です。
実際には、この組み方がかなり現実的です。
| 状態 | 優先したいこと | やり方の例 |
|---|---|---|
| 苦手が残っている | 復習中心 | 前の単元を短く戻して確認する |
| 基礎は安定している | 少し先取り | 次の単元を軽く触れておく |
| 教科によって差がある | 教科別に分ける | 算数は復習、国語は先取りのように分ける |
| 学習時間が短い | 復習優先 | 今の学年内容を固めることに使う |
無理のない考え方
迷ったら、まずは復習で土台を整え、余裕がある所だけ先取りを足す形が取り入れやすいです。全部を先取りに振るより、かなり安定しやすいです。
これはかなり大事です。
次のような状態なら、先取りを急がないほうが自然です。
こういう時に先取りを増やすと、子どもには「分からないものがまた増えた」と感じられることがあります。
家庭学習で最初に作りたいのは、背伸び感より、回る感じです。
毎日少しできる、分かる、終われる。その流れができてから先取りを混ぜても遅くありません。
必ずではありません。今の内容が抜けているなら、先取りより復習のほうが結果につながりやすいです。成績を上げる近道は、先へ行くことより、今の理解をはっきりさせることである場合がかなり多いです。
子どもによります。新しいことが好きで、今の内容に余裕があるなら合うこともあります。ただ、低学年はまず学習習慣を作る時期でもあるので、無理に先取りを増やすより、勉強が回る形を作るほうを優先したい家庭も多いです。
飽きることはあります。なので、全部を重く復習する必要はありません。苦手だけ短く戻す、できる所は少し先を見る、という混ぜ方でも十分です。大切なのは、復習を罰みたいにしないことです。
先取り学習と復習学習は、どちらが正しいというより、今の状態にどちらが合うかで決まります。
理解があやふやで、前の内容が残っているなら、まずは復習を優先したほうが進みやすいです。
学校内容に余裕があり、新しいことのほうが気持ちが乗るなら、先取りが刺激になることもあります。
だから最後は、今のつまずきが理解不足なのか、退屈なのかで見てください。
ここを外さなければ、家庭学習の方向はかなり決めやすくなります。