

算数はそこまで悪くないのに、国語になると急に手が止まる。
読解問題を嫌がる。記述になると何も書けない。漢字はできても、文章を読んで答える問題になると点が安定しない。
こういう時、親としては「読解力がないのかな」と思いやすいですよね。
でも、国語だけ苦手に見える時も、どこで止まっているかを分けて見ることが大事です。
文章を読むのがしんどいのか、問いの意味がつかみにくいのか、自分の言葉で答えるのが苦手なのか。ここが違うだけで、家での見直し方はかなり変わります。
なので、「国語が苦手」でまとめずに、もう少し中を分けて見たほうが、家庭学習は進めやすくなります。
先に結論です
国語って、苦手の正体が見えにくい教科なんですよね。
算数みたいに「ここの計算が分からない」と見えやすいわけではないので、親も子どもも何に困っているのか分かりにくいことがあります。
たとえば、文章は読めているけれど、問いの聞き方がつかみにくい。内容は分かっているのに、自分の言葉で書こうとすると止まる。長い文章を見るだけで気持ちが重くなる。こういうこともよくあります。
なので、国語の点が低いからといって、全部を「読解力がない」でまとめると、少しズレることがあります。
家で見る時は、どこで止まって、どこまではできているかを見たほうが分かりやすいです。
| 見えている様子 | 親が思いやすいこと | 実際によくあること |
|---|---|---|
| 長文を嫌がる | 読むのが苦手なのかな | 長さで気持ちが重くなっている |
| 記述で何も書けない | 内容が分かっていないのかな | 答え方の形がつかみにくい |
| 選択問題はできる | たまたま当たったのかも | 読む力はあるが書く所で止まる |
| 問いを読み違える | ちゃんと読んでいないのかな | 何を答える問題か取りにくい |
ここが大事です
国語だけ苦手な時は、読む・つかむ・答えるのどこで止まっているかを見ると、家での声かけや学習の形が決めやすくなります。
長い文章を見るだけで嫌がる子は、内容以前に読む負担が重いことがあります。
文字量が多い、同じ所を何度も読み返す、途中で集中が切れる。こういう時は、長文をどんどん増やすより、短い文を少しずつ読むほうが入りやすいです。
音読のほうが入りやすい子もいますし、親が最初の段落だけ読んで流れを作ると動きやすい子もいます。
文章は何となく読めていても、「この問題で何を答えればいいのか」が分かりにくい子もいます。
気持ちを聞いているのか、理由を聞いているのか、文の中から抜き出すのか、自分の言葉でまとめるのか。ここが見えないと、読めていても答えにくいです。
この場合は、本文を読む練習より、問いの最後の言葉を見るクセをつけるほうが効果的なことがあります。
内容は分かっているのに、記述だけ止まる子も少なくありません。
頭の中では何となく分かっていても、それを短く言葉にするのが苦手なんですね。特に「自分の言葉で答えましょう」で止まるタイプです。
この場合は、いきなり文章を書かせるより、まず口で言う、短く言い換える、主語を決める、のように段階を分けたほうが入りやすいです。
家で見やすいポイント
国語が苦手だと、たくさん読ませたくなることがありますよね。
もちろん読む量も大事です。ただ、苦手な子にいきなり長文を増やすと、読む前から重くなりやすいです。
家庭学習では、まず短く読んで、何が書いてあったかをつかむ形のほうが入りやすいことがあります。
一段落だけ読む。問いを先に見る。音読してから考える。本文の中の言葉を丸で囲む。こういう小さい手順のほうが、家では動きやすいです。
特に記述が苦手な子は、いきなりきれいな答えを書くより、「誰が」「どうした」「どう思った」のように分けたほうが整理しやすくなります。
| 重くなりやすい進め方 | 入りやすい進め方 |
|---|---|
| 長文をまとめて読ませる | 短く区切って読む |
| すぐ記述を書かせる | 先に口で答えさせる |
| 本文を全部読んでから問いを見る | 問いを先に軽く確認する |
| たくさん解かせる | 答え方の型を少しずつ覚える |
家でやりやすい形
国語って、分からない時ほど本人も説明しにくい教科です。
だから、親も「もっとちゃんと読んで」「落ち着いて考えて」と言いたくなりやすいんですよね。
でも、それだけでは戻りにくいことも多いです。
それより、問いを先に見る、短く読む、答える前に口で言う、のように答えやすい流れを作るほうが、家では変わりやすいです。
もし長文読解がかなり重いなら、最初は短文中心でも大丈夫です。記述が重いなら、抜き出しや選択からでもいいです。大事なのは、全部を一気にできるようにすることではなく、止まりにくい形にすることです。
親が教えるたびに空気が悪くなるなら、国語も家だけで抱えこまなくて大丈夫です。読みやすい教材、音声つきの学習、添削で答え方が見える形などが合うこともあります。
見直しを考えたい場面
読む量も大事ですが、苦手な子にいきなり長文を増やすと重くなりやすいです。まずは短く読んで内容をつかむ練習のほうが入りやすいことがあります。
そうとは限りません。口では言えるのに書けない子もいます。その場合は、読む力だけでなく、答え方を形にする所で止まっていることがあります。
まずは読む所で止まるのか、問いで止まるのか、書く所で止まるのかを見るのが先です。そのうえで、短く読む、問いを先に見る、口で答える、のように小さく始めると入りやすいです。
国語だけ苦手に見える時は、ただ「読解力がない」で終わらせないほうが分かりやすいです。
読む所なのか、問いをつかむ所なのか、書く所なのか。どこで止まっているかを見ていくと、家で変えたいことが見えやすくなります。
国語は、量で押すより、短く読んで意味をつかみやすくする形のほうが入りやすいことがあります。
答えにくさを減らしていくと、少しずつ苦手の重さも変わっていきます。