

通信教育って、最初はいい感じでも、気づくとたまっていくことがありますよね。
今月号が終わっていないのに次が届く。赤ペンや提出課題まで手が回らない。机の横に積まれているのを見るだけで、親もしんどくなる。
こうなると、もうやめたほうがいいのかなと思いやすいです。
でも、たまるからといって、その教材が全部だめとは限りません。
まず見たいのは、子どもの根性ではなく、今の生活の中でちゃんと回る形になっているかです。
先に結論です
通信教育は、自分のペースで進められるのがよさでもあります。
でもそのぶん、学校みたいに時間割で動くわけではないので、家の流れにうまく乗らないと後回しになりやすいんですね。
しかも、親は最初「これくらいならできそう」と思って始めることが多いです。実際、その時はそう見えます。でも、学校の宿題、習い事、体調の波、家の予定が重なると、少しずつずれていきます。
その結果、1回の遅れが2回になり、だんだん「追いつかなきゃ」が重くなります。
ここで苦しいのは、勉強そのものだけじゃありません。たまっているのが見えることがしんどいんです。
| よくある状態 | 親が思いやすいこと | 実際によくあること |
|---|---|---|
| 教材が机に積まれる | この子は続かないのかも | 量が生活に合っていない |
| 新しい号だけ開く | 飽きっぽいのかな | 古い分が重く感じる |
| 提出物を出せない | やる気が足りない | 締切や流れが負担になっている |
| 親が毎回声をかける | 見ないと進まない | 自分で回せる形になっていない |
まず知っておきたいこと
通信教育がたまるのは、子どもが怠けているからと決めつけなくて大丈夫です。今の生活に対して、少し重いだけのことも多いです。
たまってきた時、親としては何とか立て直したくなります。
その気持ちはすごく自然なんですが、ここでやり方をまちがえると、余計に動けなくなります。
一番多いのがこれです。土日にまとめてやろう、今週は2倍進めよう、春休みに全部終わらせよう。
でも、これがうまくいくことはあまり多くありません。
子どもからすると、すでに重いものがさらに重くなるからです。追いつくための勉強になると、楽しくもないし、終わる感じもしません。
まじめな家庭ほど、この形に入りやすいです。
でも、全部を順番通りに戻そうとすると、それだけで息が詰まります。今必要なところから軽く戻したほうが動きやすいことも多いです。
「またやってない」「なんでたまるの」「前も言ったよね」
こういうやり取りが続くと、教材を見るだけで嫌な気持ちになってきます。勉強内容より先に、嫌な記憶がくっついてしまうんですね。
たまった時に避けたい流れ
通信教育がたまった時は、気合いを入れるより、まず軽くしたほうがうまくいきます。
大事なのは、完璧に戻すことではなく、もう一回動き出せることです。
ここは少し勇気がいりますが、かなり大事です。
たまった教材を全部見て、「全部やらなきゃ」と思うと止まりやすいです。なので、まずは今やる分だけを決めます。
たとえば、国語だけ、算数だけ、提出課題だけ。全部に手をつけるより、1つに絞ったほうが進みます。
見えるだけで重くなることがあります。これは大人でも同じです。
今やる分だけ手元に出して、あとはいったんしまっても大丈夫です。隠すというより、今やることをはっきりさせる感じです。
毎日できれば理想、でも現実には難しいこともあります。
それなら、火木土の3回だけ、宿題が少ない日に10分だけ、のように決めたほうが回りやすいです。
毎日少しずつが合う子もいれば、週に数回のほうが入りやすい子もいます。
| 重くなりやすい考え方 | 戻しやすい考え方 |
|---|---|
| 全部終わらせないとだめ | 今やるところだけ決めればいい |
| 遅れを取り戻さなきゃ | 今日また動ければ十分 |
| 毎日きっちりやる | できる日を決めて回す |
| 全部見える場所に置く | 今使う分だけ出す |
立て直しやすい進め方
軽くしても続かないなら、教材そのものが今の家庭に合っていないこともあります。
通信教育は、紙でコツコツ進めるのが合う家庭にはすごくいい形です。でも、親が細かく見られない、子どもが一人で回しにくい、提出までの流れが負担、という場合は合いにくいこともあります。
そういう時は、タブレット学習やオンライン学習みたいに、進み方が見えやすい形へ変えるのもありです。
見直しを考えたいサイン
ここまで来たら、「根性で続ける」より「形を変える」ほうが前に進みやすいです。
続けることが目的なら、合わない形に無理にしがみつかなくても大丈夫です。
必ずしもそうではありません。大事なのは、全部終わらせることより、今の学習がまた回り始めることです。必要なところだけ拾って進めたほうが、気持ちも軽くなりやすいです。
最初から全部を任せるのではなく、曜日だけ決める、今やるページだけ開く、終わったら見せてもらう、くらいの関わり方にすると負担が減りやすいです。それでも難しいなら、親の見守りが少なくて済む形に変えるのもありです。
いきなりやめる前に、量を減らす、教科を絞る、回数を決める、今やる分だけ出す、を試してみる価値はあります。それでもずっと苦しいなら、その時は見直して大丈夫です。続かないのは、その子が悪いというより、今の形が合っていないだけのことも多いです。
通信教育がたまる時、まず責めたいのは子どもではありません。
見直したいのは、量が今の生活に合っているか、全部やろうとして重くなっていないか、親子でしんどい流れになっていないかでした。
立て直す時は、気合いより軽くすることが先です。
全部を元どおりに戻さなくても大丈夫です。今日また少し動ける形にする。そのほうが、家ではうまくいきやすいです。