

オンライン学習を考え始めると、わりと早い段階で迷うのがここです。
映像授業がいいのか、先生とやり取りできる双方向授業がいいのか。
どちらも家で学べる形ですが、使ってみるとけっこう違います。
同じ「オンライン」でも、子どもが頭を動かしやすい形はかなり変わるんですね。
先に結論です
ここで大事なのは、双方向授業のほうが手厚い、映像授業のほうが軽い、と決めつけすぎないことです。
実際には、子どもの性格や家庭の動き方で、ぴったり来る形はかなり違います。
学力だけではなく、続けやすさと質問のしやすさまで見たほうが失敗しにくいです。
映像授業と双方向授業で迷った時は、まずこの3つを見てください。
| 見るところ | 映像授業が合いやすい | 双方向授業が合いやすい |
|---|---|---|
| 止まった時 | 一時停止や見直しで自分で戻りやすい | その場で質問してほどきやすい |
| 集中の入り方 | 一人で静かに見るほうが入りやすい | 見られているほうが気持ちが切れにくい |
| 時間の使い方 | 好きな時間に進めやすい | 時間が決まっているほうが動きやすい |
| 学び方 | 繰り返し見て整理したい | 会話しながら理解を深めたい |
| 親の見守り | 再生状況や進み方を確認しやすい | 授業の時間が決まっていて管理しやすい |
一番見たいところ
子どもが分からなくなった時に、一人で戻れるタイプか、その場で聞けないと止まりやすいタイプか。ここでかなり方向が見えます。
映像授業が合いやすいのは、自分のペースを大事にしたい子です。
人に合わせるより、いったん止めて考えたい。早口だと入りにくいから、必要なところだけもう一回見たい。今日はここだけ進めたい。こういうタイプには、映像授業の自由さがかなり合います。
映像授業が合いやすいサイン
映像授業の強みは、学習のペースを自分で調整しやすいことです。
理解できた所はそのまま進める。分かりにくい所は止める、戻す、もう一回見る。これは思った以上に大きいです。
学校の授業は一回流れると終わってしまいますが、映像授業はそこを自分で調整できます。
それに、習い事や家の予定が多い家庭にもなじみやすいです。
夜遅くなった日は短めにする、土日にまとめて見る、テスト前だけ苦手単元を見直す。こういう組み方がしやすいので、予定が読みづらい家庭にはかなり助かります。
ただし、映像授業には弱いところもあります。
それは、見て分かった気になりやすいことです。
画面を見て「なるほど」と思っても、実際に自分で解こうとすると止まる。これは本当によくあります。特に、説明を聞くのは好きでも、手を動かすのが後回しになりやすい子は注意したいです。
よくあるつまずき
映像はちゃんと見ているのに、問題演習までつながらない。ここで止まると、勉強した気持ちはあるのに点につながりにくくなります。映像授業を選ぶなら、見た後に何をやるかまでセットで考えておくのが大事です。
双方向授業が合いやすいのは、やり取りがあるほうが集中しやすい子です。
一人で画面を見るだけだと気持ちが切れやすい。分からない所をその場で聞けると進みやすい。見られているほうがサボりにくい。そんな子には双方向授業のほうがしっくり来やすいです。
双方向授業が合いやすいサイン
双方向授業の良さは、分からないを放置しにくいことです。
映像授業だと「あとで見返そう」で流れてしまう所も、双方向授業ならその場で聞けます。ここが合う子には、かなり安心感があります。
もう一つ大きいのは、学習のリズムを作りやすいことです。
火曜の7時、水曜の8時、のように時間が決まっていると、気持ちを切り替えやすいんですね。家にいても「今は授業の時間」という区切りができるので、一人では進めにくい子には助けになります。
ただ、双方向授業も万能ではありません。
決まった時間に合わせる必要がありますし、その日の集中状態が合わない時もあります。先生や他の受講者との空気が気になる子、人前で質問するのが苦手な子には、少し重く感じることもあります。
つまり、やり取りが助けになるか、気疲れにつながるかは見ておきたいです。
映像授業と双方向授業の違いを一言で言うなら、ここです。
質問したいのか、見返したいのか。
| こんな時 | 映像授業が向きやすい | 双方向授業が向きやすい |
|---|---|---|
| 苦手単元の説明を何回も聞きたい | ○ | △ |
| その場で疑問を解消したい | △ | ○ |
| 好きな時間に進めたい | ○ | △ |
| 学習時間に強制力がほしい | △ | ○ |
| 一人で静かに理解を深めたい | ○ | △ |
| 会話しながら理解したい | △ | ○ |
迷った時の分け方
子どもがつまずいた時に、「もう一回説明を見たい」と思うのか、「誰かに聞きたい」と思うのか。この差はかなり大きいです。
この2つは、きれいにどちらか一つに決めないといけないわけではありません。
実際には、映像授業を普段使いにして、分からない所だけ双方向で補う形もかなり相性がいいです。
たとえば普段は映像で先取りや復習をして、テスト前だけ双方向授業で質問する。あるいは、算数だけ双方向、他は映像。そういう組み方なら、重くなりすぎず、足りない所だけ埋めやすいです。
逆に、双方向授業を軸にして、宿題や見直し用に映像を使う形もあります。
大事なのは、どちらが上かではなく、何を中心にすると家庭の中で回りやすいかです。
そうとは限りません。人見知りでも、一人で見るより先生と話せるほうが安心する子もいます。逆に、画面越しのやり取りなら話しやすい子もいます。人見知りかどうかより、やり取りが支えになるかどうかで見たほうが自然です。
そこは子どもによります。ただ、時間を決めずに自由にしすぎると後回しになりやすいです。映像授業を選ぶなら、「見る時間」と「見た後に解く時間」をセットで決めておくと回しやすいです。
必ずではありません。質問しながら理解できる子には合いやすいですが、何回も見直して整理するほうが入る子には映像授業のほうが合うこともあります。成績の伸びは、授業形式そのものより、子どもの学び方との相性に左右されやすいです。
映像授業と双方向授業は、どちらも家で学ぶ形ですが、向いている子は少し違います。
映像授業は、自分のペースで何回も見直したい子に向きやすいです。
双方向授業は、その場で質問したい子や、見られているほうが集中しやすい子に向きやすいです。
だから最後は、子どもが止まった時に必要なのが、質問なのか、見直しなのかで見てください。
ここが見えると、かなり選びやすくなります。