

学校の授業についていけていないかも、と思う時って、親の気持ちはかなりあせりますよね。
テストの点が下がってきた。宿題で止まることが増えた。学校の話を聞いても、あまり分かっていない感じがする。
こうなると、何か足さなきゃと思いやすいです。
でも、ここで先に落ち着いて見たいのは、何が足りないのかです。
授業についていけない時って、全部が分かっていないとは限りません。前の単元のつまずきなのか、今の授業のスピードなのか、宿題の回し方なのかで、足すものはかなり変わります。
なので、いきなり重い教材を増やすより、どこからズレ始めたかを見たほうが、家では立て直しやすいです。
先に結論です
親から見ると、「最近の授業が難しくなったのかな」と思いやすいですよね。
もちろんそれもあります。でも実際には、少し前の理解があいまいなまま進んでいて、今になって苦しくなっていることもよくあります。
たとえば算数なら、今やっている内容そのものより、前の計算や単位の感覚があやしい。国語なら、問題文が読めないというより、問いの意味の取り方で止まっている。英語なら、新しい文法より前に単語や音の慣れが足りない。
こういうズレがあると、今の授業だけ追加でやっても入りにくいんです。
だから、今の問題が解けない=今だけ教えればいいとは限りません。
| 見えている困りごと | 親が思いやすいこと | 実際によくあること |
|---|---|---|
| 授業の話が分かっていない | 今の単元が難しすぎるのかも | 前の内容の抜けが響いている |
| 宿題で止まる | 学校の説明を聞いていないのかな | その場では分かったつもりで終わっている |
| テストの点が落ちる | 急に苦手になったのかも | 少しずつ分からない所が積み上がっている |
| 家でイライラしやすい | 勉強が嫌なのかな | 分からない感じが続いてしんどい |
ここが大事です
授業についていけない時は、今そのページを何度もやるより、どこから分からなくなったかを見つけるほうが早いことがあります。
まず見たいのはここです。
算数全部が苦しいのか、文章題だけなのか。国語全部が止まるのか、読解だけなのか。英語全部ではなく、聞くのは大丈夫で書くのが重いのか。
これが分かるだけで、家で足す内容がかなりしぼれます。
全部だと思っていたら、実は一部分だけだった、ということもよくあります。
授業中から置いていかれているのか、授業では何となく分かったけれど家だと解けないのかで、見方は変わります。
後者なら、理解ゼロではなく、定着の手前で止まっていることがあります。そういう時は、重い補強より短い復習のほうが入りやすいです。
内容が難しいのではなく、学校・宿題・習い事でその日の余力が少ないだけ、ということもあります。
平日全部に足そうとすると、余計に苦しくなることがあるので、ここも分けて見たいです。
家で見やすいポイント
授業についていけないかも、と思うと、つい新しい教材やサービスを探したくなりますよね。
でも、最初から大きく動かなくても大丈夫です。
家で足すなら、まずは短く、絞って、戻りやすいものからが基本です。
ここでのコツは、全部を立て直そうとしないことです。
算数も国語も英語も、となると重くなります。まずは一番困っている教科だけにしぼる。そのほうが親も子どもも動きやすいです。
そして、今の授業をそのまま足すより、ひとつ前に戻るほうが入りやすいことがあります。分からないまま今を追いかけるより、「あ、ここは分かる」が少し戻るほうが気持ちも立て直しやすいです。
| あせって足しやすい形 | 戻しやすい形 |
|---|---|
| 全教科をまとめて補強する | 一番困る教科だけにしぼる |
| 今の授業をさらに増やす | ひとつ前に少し戻る |
| 平日毎日たくさんやる | 短く区切って回す |
| すぐに重い教材を足す | まずは軽い復習から始める |
最初に足しやすいものの例
家庭学習で戻せることも多いですが、全部を家だけで何とかしようとすると重くなることもあります。
特に、親が教えるたびにけんかになる、どこから分からないか本人も分からない、家で毎回かなり消耗する、という時は、やり方を変えたほうがいいことがあります。
通信教育で基礎に戻りやすい形にする、タブレット学習で見える化する、オンライン家庭教師で分からない所だけ聞ける形にする。そういう選び方も十分ありです。
大事なのは、たくさん足すことではなく、その子が戻りやすい形を見つけることです。
見直しを考えたい場面
多くの場合は復習からのほうが入りやすいです。今の単元が分からない時は、その前の土台が少し抜けていることも多いからです。まず戻してから今に近づくほうが、家では立て直しやすいです。
まずは一番困っている教科をひとつ決めて、どの種類の問題で止まるかを見るだけでも十分です。全部を一気に判断しようとすると見えにくくなります。
量を増やしすぎると、疲れて逆に入りにくくなることがあります。まずは短く、分かる所から戻るほうが動きやすいです。家では長さより、戻りやすさのほうが大事です。
学校の授業についていけない時は、何かを足す前に、どこで止まっているかを見るのが先です。
今の単元だけではなく、少し前の理解や、その日の疲れが関係していることもあります。
家で足すなら、まずは一番困る教科をしぼって、短く、ひとつ前に戻る形からが入りやすいです。
あせって全部を重くしないほうが、結果として戻りやすくなります。