

算数や国語はそこまで心配していないのに、英語だけ急に重そうに見えることってありますよね。
単語を覚えたがらない。読めない。書くのを嫌がる。テストになると点が取りにくい。親としては、「英語だけ苦手なのかな」と気になりやすいところです。
でも、ここで先に知っておきたいのは、英語が苦手とひとまとめにしてしまうと、少し見えにくくなるということです。
音では入るけれど書くのが苦手な子もいますし、読むのはまだいいけれど、単語を覚える所で止まる子もいます。文法が重い子もいれば、そもそも英語の音に慣れていなくて入りにくい子もいます。
なので、ただ量を増やすより、どこで止まっているかを見たほうが、家では整えやすいです。
先に結論です
英語って、他の教科と少しちがうところがあります。
国語や算数は、ある程度日本語で説明しながら進められますが、英語は音、文字、意味がいっぺんに入ってきます。ここが苦しくなると、最初の入り口でつまずきやすいんですね。
たとえば、音で聞けば何となく分かるのに、書かれると急に分からなくなる子。逆に、文字で見れば追えるけれど、聞くと分からなくなる子。単語は読めても、文になると順番が分からなくなる子。
こういう違いがあるので、「英語が苦手」というより、今の入り方がその子に合っていないこともよくあります。
| 見えている様子 | 親が思いやすいこと | 実際によくあること |
|---|---|---|
| 単語を覚えたがらない | 暗記が苦手なのかな | 音と文字がつながっていない |
| 書くのを嫌がる | 英語全体が苦手なのかも | スペルを書く所だけ重い |
| 音読はできるのにテストで弱い | 分かっていないのかな | 意味や書く形で止まっている |
| 英語の時間だけ表情が重い | 教科が嫌いなのかな | 分からない感じが続いてしんどい |
ここが大事です
英語だけ苦手に見える時は、教科全体をまとめて考えるより、どの入り口なら入れるかを見たほうが、家での形を作りやすいです。
先生の発音や音声を聞いても、何を言っているのかつかみにくい子がいます。
この場合は、英語が嫌いというより、まだ音に慣れていないことがあります。いきなり文法や書き取りに進むより、まず短い音を何度か聞いて口に出すほうが入りやすいです。
アルファベットや単語は見えるけれど、読もうとすると止まる子もいます。
音と文字のつながりがまだ弱いと、読むのがかなり重くなります。こういう時は、長い文より短い単語や決まった表現から入ったほうが楽です。
英語が苦手そうに見えても、実は「書く」だけ重い子は多いです。
スペルを思い出せない。大文字と小文字で迷う。見れば分かるのに書くと崩れる。これは理解ゼロというより、書く作業の負担が大きいことがあります。
この場合、書く量を増やすより、見て読める・聞いて言えるを先に安定させたほうが入りやすいです。
読めても意味が入らない、文の順番がピンとこない子もいます。
特に、単語を一つずつは知っていても、文になると分からなくなる時は、意味のつながりで止まっていることがあります。
家で見やすいポイント
親としては、英語は書いて覚えるイメージがありますよね。
もちろんそれで入る子もいます。ただ、英語が重い子に最初から書く練習をたくさん入れると、かなりしんどくなることがあります。
アルファベット、スペル、意味、発音をいっぺんにやる感じになるからです。
なので、まずは音で聞く・口に出す・短く読むのほうが入りやすい子も多いです。そこから少しずつ書くに進むほうが、英語の時間そのものを嫌いになりにくいです。
特に小学生や英語の入りたてなら、書けることより「英語に触れるのがそこまで重くない」状態を作るほうが大事なこともあります。
| 重くなりやすい進め方 | 入りやすい進め方 |
|---|---|
| 最初から書いて覚えさせる | 先に聞く・言う・読むを短く入れる |
| 長い単語を何度も書かせる | 短い単語や決まった表現から入る |
| 一度にたくさん覚えさせる | 少ない数をくり返す |
| できない所を全部まとめて復習する | 一番止まる所だけにしぼる |
家で始めやすい形
英語が苦手だと、つい単語帳や問題集を増やしたくなりますよね。
でも、音と意味がつながっていないまま量を増やすと、ただ重くなりやすいです。
それより、聞く→言う→読む→少し書くの流れがその子に合っているかを見るほうが大事です。
読むのはいいのに書けないなら、書く量を減らす。聞くのが苦しいなら、音を短く区切る。単語より文で覚えたほうが入りやすい子もいますし、逆に短い単語からのほうが安心な子もいます。
英語は、正しいやり方が一つというより、その子がつながりやすい順番を見つける教科でもあります。
親が教えるたびに空気が悪くなるなら、家だけで抱えこまなくても大丈夫です。音声つき教材、タブレット学習、短いレッスン型のサービスなど、入りやすい形に変えると楽になることもあります。
見直しを考えたい場面
書く練習が必要なこともありますが、最初から量を増やしすぎると重くなりやすいです。まずは聞く・言う・読むの入りやすい所を作ってから少しずつ書くほうが、家では続けやすいことがあります。
それだけではありません。音と意味、文字のつながりが弱いと、覚えにくく感じやすいです。書いて覚える以外にも、聞いて言う、短い表現で覚えるなどの形が合う子もいます。
慣れてくることもありますが、入り方が合っていないままだと苦手意識が強くなることもあります。早めに、どこで止まるかを見て形を変えてあげるほうが楽です。
英語だけ苦手に見える時は、ただ「英語が向いていない」で終わらせないほうが分かりやすいです。
聞くのか、読むのか、書くのか、覚えるのか。どこで止まるかを見ていくと、家で何を変えればいいかが見えやすくなります。
英語は、量で押すより、音や短い形からつないでいくほうが入りやすい子も多いです。
その子に合う入り口が見つかると、英語だけ重い感じも少しずつ変わっていきます。